2002年、東京・青山を舞台にスタートした「ダンストリエンナーレトーキョー」が、今年から新たなダンスフェスティバル「Dance New Air —ダンスの明日」として生まれ変わります。
言葉が生まれる以前から営まれてきたダンスは、身体表現の可能性を追い求めるアートとして地球規模で拡張しています。世界各地の異なる環境で多様な現実と向き合うアーティスト達が、自在に繋がって問題意識やアイデアを交換し、顔と顔を突き合わせて対話を重ね、創造性を拠り所としたダンスを生み出しています。
ASOBI © Chris Van der Burght |
国や領域など境界を越え、存在を懸けて新たな地平を切り拓こうとする協働クリエーションに焦点をあてる1回目の「Dance New Air」には、ベルギーを拠点に活動する伊藤郁女氏が参加。Les ballets C de la B 制作作品「ASOBI」をフランスやハンガリーのダンサーと共に上演します。本作品は2013年にゲントにて初演。日本では、今回が初演となります。
ダンスの今、そして未来、アートと日常がとけあう街・青山で体感してください。
会期:2014年9月12日(金) ~ 10月5日(日)
「ASOBI」公演スケジュール
2014年9月13日(土) ~ 15日(月)
スパイラルホール
伊藤郁女
5歳からクラシックバレエを高木俊徳に師事。18歳で振付を始め、1998年STスポット「ラボ20」にて、榎本了壱賞を受賞。2002年、横浜ダンスコレクション「ソロ&デュオコンペティション」にて[財団法人横浜市文化振興財団賞]を受賞。2009年、ベルギーの芸術監督ギー・カシアスとシディ・ラルビ・シェルカウイの共同オペラ作品「眠れる美女」に、眠れる美女役として出演。その後、アラン・プラテルの作品制作にも参加している。