デルヴォーや象徴主義を代表するクノップフ、特別出品となるマグリットの名作「9月16日」をはじめ、ベルギーの近代絵画70点をご紹介します。
あの「フランダースの犬」の舞台として日本でよく知られている、ベルギー北部の中心都市アントワープ(アントウェルペン)。古くから、商業・金融の中心地として栄え、同時にさまざまな文化・芸術が交流する地としても発展してきました。そのような歴史ある街にあるアントワープ王立美術館は、古典美術から近代美術まで、幅広いコレクションで知られています。その中から本展では、19世紀末から第二次世界大戦前後までのベルギー近代美術を紹介します。ベルギー近代美術の3大巨匠、マグリット、デルヴォー、アンソールをはじめ、スピリアールト、クノップフなどの象徴派、フランドル表現主義、シュルレアリスム、新印象派など39作家70点が並びます。同館の近代美術コレクションがまとまって日本で公開されるのは今回が初めて。マグリットの名作「9月16日」をはじめ、出品作品の多くが日本初公開です。
画像:
ルネ・マグリット「9月16日」 1956年
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2009
2010年6月4日 – 2010年7月19日
場所 島根県立美術館
場所 島根県立美術館