ブリューゲル版画の世界 ベルギー王立図書館所蔵

16世紀ネーデルラントの巨匠ピーテル・ブリューゲル(1525/30-69)は日本人にもっとも愛されている画家の一人です。ブリューゲルの作品は諺、子供の遊び、庶民の祭りやスポーツとともに、人間のさまざまな弱点や愚行を諷刺とユーモア精神で寓意的に表現しています。またブリューゲルの描いた世界にはヨーロッパの庶民文化の「ルーツ」が見られ、わたしたちは彼の作品から知られざるヨーロッパの心の故郷に接し、親しむことができるでしょう。
本展覧会は、ベルギー王立図書館の全面的な協力のもと、ブリューゲルだけでなく同時代の版画も合わせて約150点を展示し、「ブリューゲル新・再発見」を楽しんでいただける構成となっています。

2010年7月17日 – 2010年8月29日
場所 Bunkamuraザ・ミュージアム