ベルギー近代美術の殿堂:アンソールからマグリットへ

デルヴォーや象徴主義を代表するクノップフ、特別出品となるマグリットの名作「9月16日」をはじめ、日本初公開作品を多数ご紹介します。
名作「フランダースの犬」の舞台として知られるベルギー北部の都市アントワープは、古くから商業、金融の中心地として、また様々な文化、芸術の交流の場として発展してきました。同地の王立美術館は、フランドル絵画にフランス、オランダ、イタリア等の作品を加えた古典美術と、ベルギーが独立した1830年以後の近代美術のコレクションで知られています。
本展では、その中からベルギーの近代絵画70点をご紹介します。シュルレアリスムの代表的画家であるマグリットやデルヴォー、ベルギー象徴主義を代表するクノップフ、印象派の影響からスタートして象徴主義、表現主義的作風に至ったアンソールなどによる「夢と幻想」の絵画世界が繰り広げられます。同館の近代絵画のコレクションを日本で一堂に紹介するのは今回が初めてであり、特別出品となるマグリットの名作「9月16日」をはじめ、出品作品の多くが日本初公開となります。
初日2月6日(土)9:30から、2階企画展示室前で、オープニングのテープカットイベントを予定しています。先着5名様程度にご参加いただき、そのみなさんには企画展図録などをプレゼントさせていただきます。

画像:
ルネ・マグリット「9月16日」 1956年
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2009

2010年2月6日 – 2010年3月28日
場所 茨城県近代美術館