「花」の建築家、「金閣」を生ける。 東西の文化を融合する展覧会を京都の名所「金閣寺」にて開催します。
「花の建築家」と称されるベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストは、花という素材を活かし、東西文化の融合を体現できる数少ないアーティストのひとりといえるでしょう。オストが日本で試みた数々のクリエイティブ・ワークには、日本の文化を深く理解していなければ到達できない、われわれが忘れかけていた精神性を甦らせるエッセンスが溢れています。特に京都での展覧会の成功は記憶に新しく「京町家杉本家住宅」(有形文化財)「仁和寺」(世界文化遺産)「東寺灌頂院」でみせた斬新な「和」のイメージは、多くの人々に驚き と感動を与え、日本を再発見させるきっかけとなりました。
そのオストが今回挑むのは、室町文化の象徴たる世界文化遺産「金閣寺」。境内の方丈を舞台に、東西の文化の粋を融合させたワールドクラスのインスタレー ションを行います。時代折々の美術や文学に無限のモチーフを提供してきた磁場を得て、かつてないクオリティーで展開される「生きた芸術」の極致は、長く記 憶に残るものとなるでしょう。
2009年3月25日 – 2009年3月27日
場所 北山鹿苑寺(金閣寺)方丈<特別公開>
場所 北山鹿苑寺(金閣寺)方丈<特別公開>