ベルギーを拠点に国際的に活躍するダンスカンパニーのピーピング・トムが待望の再来日。
東京、松本市および西宮市の3カ所にて、公演を行います。
2010年秋の「ヴァンデンブランデン通り32番地」以来、約3年ぶりとなる本公演では、古い洋館を舞台に繰り広げられる、スリリングかつユーモアにあふれる最新作「A Louer/フォー・レント」を、上演します。
どことなく不穏な空気が漂うステージ上で繰り広げられるアクロバティックなダンス、セリフのやりとり、力強い歌声、そしてブラックユーモアが、妄想と現実および過去と未来の境界をあいまいにして、観客をファンタジーの世界へと誘います。
© Herman Sorgeloos |
〈あらすじ〉
舞台はかつて栄華を極めた貴族の館、もしくは古い劇場の一角のようでもある。
正面には深紅のカーテンが、巨大な広間に流れる時間を封印するかのごとく壁一面を埋め尽くしている。
おそらく競売にでもかけられているのであろうか、家具には白い布がかけられ、"その時"が訪れるのを静かに待っているかのようだ。
屋敷の執事が、女主人に来客を告げる。行き交うゲストの波に、懐かしい歌手の姿がフラッシュバックする。
その瞬間、途絶していた時間がゆっくりと流れだす…。ゆがみながら、未来へ、そして、過去へ……。
公演日程:
2014年2月17日(月) ~ 2月19日(水) : 世田谷パブリックシアター
2014年2月23日(日) : まつもと市民芸術館
2014年3月1日(土) : 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール