王立フランドル劇場&トランスカンカナル「森の奥」

平田オリザとベルギーの王立フランドル劇場(KVS)&トランスカンカナルが繰り広げる「森の奥」公演が日本初上陸。
王立フランドル劇場の依頼で劇作家・演出家の平田オリザが、自作「カガク三部作」を元にして「森の奥」を作り上げた。
舞 台は、ベルギーから個性的な科学者たちが集う旧ベルギー領コンゴにある研究所。彼らが興味を持っているのは類人猿「ボノボ」を研究すること。ボノボを利用 してアミューズメント開発をもくろむ業者や、自閉症の我が子のためにボノボを研究する学者など、様々な思惑が絡み合う人間模様が繰り広げられる。
猿について真剣に話し合う人々の姿は平凡かつ滑稽だが、そこに浮かび上がる人間関係の複雑さが読み取れる。
オランダ語・フランス語上演/日本語字幕付

画像:©Mirjam Devriendt

2008年9月9日 – 2008年9月13日
場所 こまばアゴラ劇場