2011年、当センターにてグループ展「FACING BRUSSELS」および個展「RED JOURNEY」を開催した写真家ニック・ハネスが、今回はキュレーターとしてフランダースの若手写真家によるグループ展をプロデュースしました。
本展では、ゲントのアートスクール出身の若手写真家4名がそれぞれ独自の手法を用いて創作したドキュメンタリー写真3シリーズをご紹介します。
トーマス・ス ウェールトヴァーヘルは、スケーターとしての顔を持つ自身の気分や日常を強烈なフラッシュライトとラフモノクロームを用いて、系統立てた日記スタイルで記録。「他者」にカメラを向けるフレデリック・バイクスの「Moving Albania」は、共産主義から資本主義へと移行する国家体制にもがく貧困なアルバニア人社会を、不条理な視点から捉えた一瞬を綴ったシリーズ。そして デュオ写真家マックス・ピンケルスとクエンティン・デ・ブラインは、タイ人レディボーイたちをカメラで追い続け、その集大成である「Lotus」でドキュメンタリー写真家が果たす操作的役割に批判的な問いを投げかけています。
ニックがセレクトした、今後の活躍が期待される若き写真家たちの作品をお楽しみください。
© Max Pinckers & Quinten De Bruyn – Miss Marina, from the series Lotus (2011)
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会期 2012年10月15日(月) ~ 2012年10月28日(日)
月〜金 10:00〜17:00 土・日 12:00〜18:00
場所 Flanders Center