ドキュメンタリー分野で躍進する若手写真家ニック・ハネス。グループ展「Facing Brussels」に引き続き、個展を開催します。
グループ展「Facing Brussels」では、貧困に直面する人たちを取り上げ、話題となったニック・ハネス。ベルギーおよびオランダの新聞社でフリーランスカメラマンとして 従事する傍ら、クルド人問題、ベルギーの難民訴訟など社会問題に目を向けた独自のプロジェクトも展開するなど、いま最も注目を集める若手ドキュメンタリー 写真家である。
「Red Journey」は、2007年から1年かけて旧ソビエト連邦の15カ国を巡り、社会主義崩壊後の各国の様子をカメラに収めたドキュメンタリー作品シリー ズである。2009年、本シリーズ作品を収めた初の写真集「Red Journey」が出版社「Lannoo」から発売され、同年のNikon Press Photo Awardを受賞。また、アントワープの写真美術館「FotoMuseum」をはじめ各地で写真展が開催されたほか、多くのメディアに取り上げられ各方面から高い評価を得た。
変貌を遂げた社会の姿とノスタルジー漂う旧体制の名残とを捉えたシリーズ。躍進する若手ドキュメンタリー写真家が現実をつぶさに描いた作品を展示いたします。
2011年5月30日 – 2011年6月18日
場所 Flanders Center