当センターにてアーティスト・トークを行います。今回はアーティスト本人のみならず、キュレーターのティエリー・ヴァンデンブッセがサラの作品について詳しく語ります。
トーク前半は、ティエリー・ヴァンデンブッセがサラの作品を理解するための手掛かりや歴史的要素についてお話します。
まず、1960年代から今日までのモダン・アート史において、身体を彫刻作品として扱ってきたことに重点を置きながら、サラの作品に見られるデニス・オッペンハイム、ギルバート&ジョージ、スカーレット・ホーフト・フラーフラントおよびエルヴィン・ヴルムの作品との類似点について語ります。
次に、エティエンヌ・ルイ・ブレ、ル・コルビュジエ、オスカー・ニーマイヤー、アントワープ出身のレナート・ブラームなど著名な建築家を例に挙げて最先端の建築および都市の現状についての話題を織り交ぜながら、身体の有機形態と現代建築との関係性にも触れ、サラが作品で体現していることへと展開していきます。
終盤は、具体的にサラの作品をいくつか取り上げ、芸術的観点、歴史的観点および地理的観点からその背景について詳細に解説します。サラの身体も作品の構成要素となる「PostFab」シリーズおよび「Untitled」シリーズでは、身体が果たす役割について詳しく説明します。
この後、質疑応答を行い、皆さまからの質問にサラ・ヴァン・マルクェとティエリー・ヴァンデンブッセがお答えします。
さらにアーティスト・トーク終了後、レセプションを開催します。
作品への理解を深めて、アーティスト本人と語らうひととき。
この機会に是非、心ゆくまでサラ・ヴァン・マルクェの魅力を追求してください。
皆さまのご参加を、お待ちしております。
Thierry Vandenbussche (ティエリー・ヴァンデンブッセ)
アントワープのOutlandish(若手写真家に作品発表の機会を提供し、サポートする機関)でマネージャーおよびキュレーターを務める。写真や映像作品に造詣が深い。
お申し込み方法:
「サラ・ヴァン・マルクェ アーティスト・トーク」参加希望の旨、代表者名、参加人数、ご連絡先(メールアドレス、電話番号)をご記入の上、メールまたはFAX(06-6773-8855)にてご送信下さい。
場所 Flanders Center