フランダースの写真家ミヒール・ヘンドリックスによる2つのプロジェクト「赤毛の14人」と「ヨーロッパへの眼差し」が日本で初公開されます。
「赤毛の14人」プロジェクトは、2007年 – 2008年にベルギーのゲント美術館で開催の 「British Vision」展ポスターに起用されたイギリス人画家、ダンテ・ガブリエル・ロセッティー(1828-1882)による絵画にインスパイアされたポートレート・シリーズ。ヘンドリックスはポスターに描かれた女性を見て、現代に生きるありのままの赤毛の女性をテーマにした作品を制作した。
2007年秋、ベルギーのゲントにある建物の外壁に、赤毛の女性ばかりを捉えた複数の巨大ポートレートが掲げられた。白い背景に映える赤い髪の女性達は、車道を挟んだ向かいの広場をじっと見つめていた。
今回このシリーズと一緒に紹介するのは、フランダースをはじめとするヨーロッパ各地で出会った風景や人々を被写体とした白黒写真シリーズ「ヨーロッパへの眼差し」。シンプルな構図と写真家のタッチにより、遠い国の風景なのに、どこか懐かしさを感じる作品が並ぶ。
「赤毛の14人」からカラー写真14点、そして「ヨーロッパへの眼差し」から白黒写真40点を展示。一人の写真家から生まれる、2つの異なる世界をぜひご覧ください。
2008年5月20日 – 2008年6月20日
場所 Flanders Center
場所 Flanders Center