ベルギー人作家ディミトリ・フェルフルスト(Dimitri Verhulst)のベストセラー「残念な日々」(De helaasheid der dingen)の日本語訳が明日2月29日(水)に発売されます。自伝的小説の本作は、ベルギー・フランダース地方の小さな田舎町に住む、低俗でハチャメチャな一家のありふれた日常を芸術の域に高めています。翻訳者の長山さき氏は、当センターで2010年にフランダース文学翻訳セミナーの講師を務めてくださいました。
この笑いあり涙ありの元気が出る物語は、フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督により映画化され広く知られています。2009年にカンヌ国際映画祭で監督週間部門に選ばれたほか、翌年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。日本では2010年11月に大阪ヨーロッパ映画祭で初上映されました。