3年ごとに開催される国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」は、第1回目の2010年に続き、2013年で2回目を迎えます。
今年のテーマは「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」。東日本大震災後のアートを念頭に置き、世界各地の社会変動と共振しながら、国内外の現代美術とパフォーミング・アーツを同時進行していきます。このように異なる領域を行き来したり、美術館のみならず、街中に会場を設けたりするのも、あいちトリエンナーレの大きな特徴です。
ベルギーからは、前回に続きニコラス・プロヴォスト (Nicolas Provost)が参加します。
ニコラスは1969年ベルギー・ロンス出身。ゲント王立美術アカデミーを卒業。短・中・長編の劇映画や映像インスタレーション作品など、様々なスタイルや手法で作品を制作し、国際的な映画祭や美術展などで発表している。
日本では、イメージフォーラム・フェスティバル2007で2作品が紹介された後、あいちトリエンナーレ2010映像プログラムで11作品をまとまった形で上映。
今回は、ファンド・フッテージと呼ばれる手法を摸した手の込んだパロディ的作品「プロット・ポイント」(2007)、「スターダスト」(2010)、そして日本映画を再編集して東京でも撮影された最近作「東京ジャイアンツ」(2012)の3本を三部作構成で上映します。
《東京ジャイアンツ》2012 |
会期:2013年8月10日(土) ~ 10月27日(日)
会場:愛知芸術文化センター
名古屋市美術館
長者町
岡崎市