バス・クラリネットのソロ奏者として世界的な名手であり、日本を訪れてコンサートやマスタークラスを開く機会も多いヤン・ギュンスが、バス・クラリネットのための作品を集めたCD「フランダースの風 (A Touch of Flanders)」を12月4日(水)にリリースします。
ヤン・ギュンスは1972年にアントワープ王立歌劇場管弦楽団に入団し、1983年にはベルギー国営オランダ放送フィル(現フレミッシュ・ラジオ・オーケストラ)のソロ・バスクラリネット奏者となりました。現在では世界各国で演奏活動を続けながら、アントワープ王立音楽院で教鞭をとるなど、後進の指導にも力をいれています。
ソロ楽器としてのバス・クラリネットの歴史は短いですが、ヤン・ギュンスの果たした功績は大変大きく、多くの作曲家から新作が献呈されています。今作では同郷ベルギーの親交の厚い作曲家たちの曲を採りあげました。卓越した技術に加え、聞き手を惹きつけるあたたかな音色はまさにギュンスならではのもの。バス・クラリネットの独奏曲としては欠かすことのできないハーデルマンの「スポットライト・オン・ザ・バス・クラリネット」の吹奏楽版、日本で世界初演を果たしたヴァンデルローストの「感傷的三章」など、収録曲も大変魅力的です。
バス・クラリネットのための作品集「フランダースの風」
A Touch of Flanders / Jan Guns
株式会社フォンテック(fontec) FOCD9603 定価:2,667円+税
収録曲
ヤン・ハーデルマン(Jan Hadermann):スポットライト・オン・ザ・バス・クラリネット
ディルク・ブロッセ(Dirk Brossé):バス・クラリネットと吹奏楽のための組曲
ヤン・ヴァンデルロースト(Jan Van der Roost):感傷的三章-バス・クラリネットと吹奏楽のための3つのムード
演奏
ヤン・ギュンス (Jan Guns) バス・クラリネット
フランク・デ・ヴイスト (Frank De Vuyst) 指揮 ラ・アルモニカ吹奏楽 (La Armónica)
録音
2012年4月 ブニョール(スペイン・バレンシア)